現在、国際博覧会(milanoexpo-2015)が開催されているイタリア・ミラノ。
2015年5月1日から10月30日まで、約半年間をかけて行われるミラノ万博の目標入場者数は約2千万人。
入場券販売は販売前のものと合わせてすでに約1千5百万枚に達しているそうだから、国内外で話題をよんでいるようです。
ちなみに、このミラノ万博、日本からの来場者は約50万人以上を設定しているとか。
会場はミラノ郊外で、その規模は110ヘクタールと大規模なもの。
参加予定国・組織数は130ヶ国と10組織。もちろん、日本も参加しています。
「地球に食料を、生命にエネルギーを」をテーマに、日本館では日本の農林水産業の取組や日本の食文化などを紹介。
さて。現在、万博でにぎわっているミラノでは、先日の記事でも書いたアーケードも見どころ。
パリではパサージュと言われていますが、イタリアではガレリアと呼ばれています。このダイナミックで美しい吹きぬけには彫像や絵画が施され、美術館さながら。日がな一日、ここで過ごせそうです。
イタリア初代国王のヴィットーリオ・エマヌエーレ2世にちなんで名づけられた、このガレリアは
建築家ジュゼッペ・メンゴーニによって1865年から1877年と、12年の暦を経て誕生。実は第二次世界大戦の時に破壊されてしまいましたが、1955年に復元。
南北に197m、東西に105mの通路が十字形に交差していて、交差部には八角形の広場があり、天には直径38mものガラスの円蓋(クーポラ)が。アーケードの高さは29mですが、なんと、このクーポラの頂部までは49m!
クリスマスシーズンのガレリア。クーポラが幻想的。
当時の伝統的な石造りを基盤に、ガラス、鉄、石が融合された世にも美しい通路、ガレリア。
このガレリアの通路にはあるおまじないでも有名ですね。
それは雄牛のモザイク画のくぼみに右足の踵をのせて回転すると幸せになれる、またはもう一度この場所に来ることができる、というもの。
ガレリアの通路では、そんなご利益を楽しむパレリーナさながらの人たちでにぎわっています。
ミラノ万博期間中も、クルッとやっている人が絶えないことでしょうね^^;
ミラノを訪れたら、ぜひやってみてください。
『日記 ヨーロッパ浮わ気ドライブ: 広告マンがクルマで走った1957年の欧州』のfacebookはこちらから。
、