日記 『ヨーロッパ浮わ気ドライブ』は1945年10月に広島市で広告代理店、みづま工房を創業した水馬義輝(みずま よしてる、1919-1996)が海外旅行が自由化される前の1957年7月末にヨーロッパへ渡り、 仲間とともにパリを拠点に自動車旅行をしたときの日記(170ページ)です。旅で用いた記録用紙はこちらになります。
パリで借りたシトロエンで、ベルギー、ドイツへ。
そしてルノーに乗って、ベルギー、オランダ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、ドイツ、スイス、イタリアへ。
ドライブ旅行中、彼は少年時代からあこがれていたヨーロッパの芸術にたっぷりふれあいながらも、車のアクシデントに見舞われたり、習俗の違いに戸惑ったりと、ハプニング続出。
日記にはヨーロッパを初めて旅する楽しさや苦労、車や道路事情のほか、走行距離、地図、物価なども克明に記録されています。
彼は旅行中に3台のカメラを持ち歩き、各国の広告、美術、美術館、車、風景、人々の様子を積極的に撮影しました。
広告マンならではの鋭い観察眼とユーモアを織り込んだこの旅日記には、当時の趣ある写真をふんだんに盛り込んでいます。
防弾ガラスのない時代のルーブル美術館のモナ・リザや姿を消したレ・アール市場など、現在では見ることのできない写真もお楽しみいただけます。
また、パリやコペンハーゲンなどで訪れた美術館の探訪記、広告や車などの観察記、パリでのオモシロ見聞録なども収録。
なお、本書は2013年11月に遺族によって刊行した書籍を改訂し、デジタル化したものです。
現在、書籍の取り扱いはございませんので、ご了承ください。
Amazonにはこちらから
※デジタル版は書籍(A5判)をPDF化した、フィックス型のフォーマットとなっています。本文の検索ができないことをご了承ください。
●発行人 橘愛子
●制作管理 森藤克彦 横川雅成(みづま工房)
●デザイン 藤原昌巳 住本昭(みづま工房)
●DTP 泉田恵子 窪田真美(みづま工房)/ISD山根
●写真 佐竹修次(P4、P6、みづま工房)
●イラスト 仙波佐知雄(みづま工房)
●構成・編集 恩田けい子
●編集協力 新行内紀子/山田陽子 橘高京子(みづま工房)
●印刷・製本 中本総合印刷株式会社
ページ数 170P
書籍版発行 2013年11月16日
デジタル版発行 2014年7月22日