ルノーのコンセプトカー「EORAB」

現在、パリでは「パリモーターショー14(Mondial de l’Automobile14)」が開催されています。
日記 ヨーロッパ浮わ気ドライブでもおなじみのルノーも参加していて、コンセプトカー「EORAB」が登場。

EORABはルノーが10年以内に発表するBセグメント車を示唆するコンセプトカー。
究極のエコをめざしていて、100km/h走行するために必要な燃料を、わずか1リットルにおさえる予定だとか。
そのために「Z.E.ハイブリッド」パワートレインが開発されたそう。

多くのハイブリッドカーの価格は4万ユーロ(約550万円)以上しますが、ルノーのEORABはそれより低価格が実現できるようです。価格もエコといえますね。

さて、フランス車といえば、シトロエンも忘れてはいけません。
シトロエンもパリモーターショー14で、コンセプトカーを発表してます。
その1つが、フランスのファッションブランド「Ines de La Fressange Paris(イネス・ド・ラ・フレサンジュ)」とコラボした”Citroen DS3 Ines de La Fressange Paris Concept”。

シトロエンとイネス。実はこれ、ちょっと驚きでした。
車とファッションブランドかコラボするのってアリだと思いますが、イネスだとは。

イネス・ド・ラ・フレサンジュといえばオートクチュールのブランドと専属契約を結んだ初のモデルとして知られ、シャネル(カール・ラガーフェルドが牽引していた時代)のミューズとして、一世を風靡した存在。イヴ・サンローランにとってのカトリーヌ・ドヌーブのように、デザイナーにひらめきとアイデアを与えてくれる特別な人(ミューズ)でした。

この「ミューズ」という言葉を広めたのも、イネスという気がします。
ミューズといえば、高嶺の花的で、一般人からすればとっつきにくい印象かあるけれど、彼女はどこか親しみやすさがあり。そんなわけで、イネスは実に好感度の高いモデルさんでした。

その後、彼女はシャネルを離れて自分の名前を冠にしたブランドを立ち上げ、ファッションからインテリアまでを展開するのですが、モデル時代のような華やかな印象は時間が経つごとに薄れていき…。最近はモデルを引退した人が担当しそうな、ライフスタイルアドバイザー的な印象を抱いていました。

しかし、シトロエンとのコラボで、見方がガラリと変わりました。
chic parisienをテーマにしたコンセプトカー、なかなか車のインテリアが素敵なのです。
さすが、モデルとして本物と接し、自らもブランドを立ちあげた彼女ならではの良い仕事と思えてきます。

実は彼女は現在、ユニクロともコラボ中。
パリジェンヌを感じさせる女性ファッションがなかなか素敵。最近のユニクロのデザイナーコラボの中では、一番買いたいと思ったかも。

シトロエン、ユニクロとコラボするイネスのサイトはこちらから。

ちなみに、このパリモーターショーは、世界5大モーターショーの1つ。
あとの4つの開催地は「デトロイト」「ジュネーブ」「フランクフルト」「東京」なのだそう。

LINEで送る