ヨーロッパの水辺を描いた鈴木新さんの展覧会

SANYO DIGITAL CAMERA

画家・鈴木新さんの展覧会が、東京・表参道のギャラリーで9月30日から開催されます。
この展覧会のテーマはヨーロッパの水辺のある風景です。

展覧会の案内リーフレットには水の都といわれるベネチアの風景が(上の写真)。
この街は日記 『ヨーロッパ浮わ気ドライブ』にも登場します。

夜、独りでゴンドラに乗る。1,000リラで行けるところまで行けと言ったら途中で「もう少しお金を出せば、ぐるりと廻る」と言う。ビールの酔いと旅情を感じ、500リラを追加して暗い夜をゴンドラにゆられ、ヨーロッパ旅行で久しぶりに旅寂(旅情)を感じる。団体行動ではないから。
ベネツィアは霧が深い。美しい商店の小路を一歩入るとオシメが乾かしてある。イタリアらしくて気楽だ。
(日記『ヨーロッパ浮わ気ドライブ』1957年10月18日 滞在地イタリア・ベネツィアにて)

2009年には建築家安藤忠雄が17世紀の建物(税関施設)のリノベーションを手がけた現代美術館「プンタ・デラ・ドガーナ」がオープンするなど、街に日本人がかかわっている点でもシンパシィを感じさせる街ベネチア。

会場には、この「アドリア海の宝石」ともいわれる水の都をはじめ、ヨーロッパ各地の水辺の街の風景が集まっています。
川の流れに同調して川べりを歩いたこと。誰もいなくなった海で誓ったあの日。水面をやさしくたたく雨の音に耳をすましたこと……。あなたが胸の奥で大切にしている水辺の景色にも旅できるはずです。

スケッチぶらり旅「水辺からの便り」展覧会
会期:2014年9月30 日(火)から10月5日(日)
時間:11:00 ~ 20:00(10月4 日は15 時閉場・最終日は17時終了)
会場:アートスペース・リビーナ(港区北青山3丁目5-25 表参道ビル4F)

鈴木新さんのサイトはこちらです。
ぜひお出かけください。

LINEで送る