いよいよ2014年も幕を閉じようとしています。
今年は電子書籍をリリースしたのを機にサイトオープンし、たくさんの方々がこのサイトを訪れてくださいました。本当にありがとうございますヽ(*´∀`)ノ
上の写真は1967年3月6日の中国新聞記事(拡大可能です)。
日記『ヨーロッパ浮わ気ドライブ』の著者であり、株式会社みづま工房創業者の水馬義輝のインタビューが掲載されています。要約すると
決まった絵や図柄なら誰でも掛ける。
しかし何か新しいものを生み出すなら、技術の修業だけでなく、才能と歴史の厚さがものをいう。
仕事の合理化を図る企業にとって、仕事の積み重ねを重視する「むだ」は排除される。
しかしそうした環境からはものは生まれてこない。
大企業のメッセンジャーとしての広告代理業であれば、それですむかもしれないが、
存在意義のある会社であるには、そのむだが必要だ。
むだの積み重ねこそが創造力の源。
最近は、創造力を開発するというテーマで、さまざまなコースやセミナーが開催されている時代。インターネットで「創造力 開発 セミナー」と検索すれば、いくつもヒットすることでしょう。
また、人間の創造性のどれくらいが生まれつきで、どれくらいが後天的(後から身に付けられるかどうか)を調べる論文なんかも発表され、容易に読める時代になりました。
言えることは、創造力や発想力の開発セミナーを受講しても、そこにはマジックはないということです。
アイデアと技術を自分のものにして勝負するには「むだ」の積み重ねこそが唯一の近道なのかも。
来年こそは自分のアイデアと腕で勝ちに行くで!と意欲を燃やしている人。
合理化に委ねるのではなく、「むだ」を積み重ねていきましょう!
勝利の女神が微笑むのは、ひたすら「むだ」とむきあい、とことん「むだ」を愛した人なのかもしれません。
みなさまの、来たる2015年が笑顔いっぱいの良いお年でありますように。
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