2020年9月26日（土）午後10時～午後10時50分にNHKFMシアターで放送されるオーディオドラマ（ラジオドラマ）『歌え、この街の空に』。

このドラマの主人公である水谷輝のモデルとなっているのが、株式会社みづま工房の創業者であり、『ヨーロッパ浮わ気ドライブ』の著者である水馬義輝です。

NHK松江放送局のディレクター池田桃子さんが広島拠点放送局に勤務している時に、戦後すぐの広島で「のど自慢大会」が開催された事実を知ったことから、この作品が生まれました。

実は、こののど自慢大会を開いたのが、水馬義輝です。

のど自慢大会をはじめ、主催者の水馬義輝、当時の広島や被爆者の方々、復興に向けて立ち上がる街に流れていた音楽やその音楽がどのように人々の心に働きかけていったのか…など、池田ディレクターと脚本家の藤井香織さんによる丁寧な取材からすくい上げたエピソードがこのドラマに散りばめられています。

ぜひ、9月26日のNHK FMシアターにお耳を傾けてください。
インターネットでも聴けます。
https://www.nhk.or.jp/radio/

なお、放送後、1週間は聴き逃し配信が可能です。
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/

本作を企画、制作されたNHKディレクター、池田桃子さんのインタビューはこちら

オーディオドラマ『歌え、この街の空に』https://www.nhk.or.jp/audio/html_fm/fm2020030.html

【出演者】
井之脇海　芋生悠　宇梶剛士
西藤将人　武田琉生　かみもと千春　坂田光平　多田羅郁恵
中野悠甫　ピーター・コーダス　松陰未羽　尾山咲乃

【作】藤井香織

【スタッフ】
制作統括：竹下健一郎
技術：川井彩耶
音響効果：嶋野聡
演出：池田桃子
（広島局制作）

【あらすじ】
昭和21年9月。原爆投下から1年あまり――。音楽好きで明るい青年、水谷輝は戦地から復員し、原爆で焦土となった故郷の広島に帰る。町一番の歌姫だった幼馴染みのナツと再会するも、原爆をきっかけに塞ぎ込む様子が気にかかる。勇気づけたい輝は、ある日ラジオから流れてきた“素人のど自慢大会”を耳にする。「これを広島でやって、みんなを元気にしよう」。輝の声かけで、戦争で傷ついた人たちが仲間として加わり、開催準備に奔走する。さまざまな出会いの中で、輝が蓋をしていた心の傷も次第に浮き彫りになり・・・。「75年は草木も生えない」と言われたヒロシマの街。実話をもとに、被爆直後の広島で、のど自慢大会に自らの希望をかけた人々を描く。

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